Nintendo Switch Lite バッテリー劣化の修理
Switchの寿命は何年?寿命のサイン5つと長持ちさせるコツ
Switchの寿命はバッテリーで約2〜3年、本体は使い方次第で5年以上使えます。
寿命が近いサインと、長持ちさせるコツを、3000台以上を修理してきたゲームドクターが解説します。
長らくの間、大人気ゲーム機であるNintendo Switch(ニンテンドースイッチ)、小さい子供から大人まで沢山のヒットソフトを出して、まだまだ熱が冷めないゲーム機でもあります。
そんな大人気ゲーム機ですが、ユーザー数が多く使用時間が長い傾向にあるので、ゲームドクターにも毎日数台のSwitch修理のご依頼をいただいています。
界隈では「少し壊れやすいのでは?」と噂されることもあり、その耐久年数に疑問を抱く方もいます。
しかし、しっかり使用方法や保管方法を守れば長く遊べるゲーム機であることは間違いありません。
Nintendo Switchの寿命は何年?

Switchなどのバッテリーを搭載した機器の寿命は=「バッテリーの寿命」と捉えられることが多いです。
継続して使用を続けるとバッテリーが劣化していき、最終的に蓄電機能が失われ電源が付かなくなります。
バッテリーの寿命は約2〜3年
Nintendo Switchに搭載されているリチウムイオン電池は約800回の充放電を繰り返すと新品状態の80%程までバッテリーが劣化します。
なので、毎日充電して使用していると約2年でバッテリーの減りが早く感じるでしょう。
もちろん、完全に蓄電機能が失われるわけではないので、減りが早くなり充電の回数が増え、いずれバッテリーがダメになってしまいます。
本体そのものは5年以上使えることも多い
バッテリーが劣化しても、本体が使えなくなるわけではありません。バッテリーは交換できる部品なので、交換すれば購入時に近い持ちに戻ります。
当店にも発売初期の2017年モデルが今も修理で持ち込まれます。保管や使い方に気をつけていれば、5年以上使い続けている個体は珍しくありません。
逆に、購入から1〜2年でも壊れてしまう個体もあります。年数よりも「どう使ってきたか」で寿命は大きく変わります。
モデル別の寿命の目安
| モデル | バッテリーが劣化を感じる時期 | 壊れやすい部分 |
|---|---|---|
| Switch(初代) | 毎日充電して約2年 | 充電口・ジョイコンのスティック |
| Switch Lite | 毎日充電して約2年 | スティック(本体一体型のため交換が必要) |
| Switch(有機ELモデル) | 毎日充電して約2年 | 充電口・画面の焼き付き |
| Switch2 | 同程度と考えられます | 2025年発売のため実績はこれから |
*バッテリーの劣化ペースはどのモデルもリチウムイオン電池の特性によるもので、大きな差はありません。使用頻度と保管環境の影響の方がはるかに大きくなります。
Switchの寿命が近いサイン
「そろそろ買い替えかな」と迷ったときの判断材料として、修理の現場でよく見るサインをまとめます。
・充電の持ちが購入時の半分以下になった
・充電してもパーセンテージが増えない、すぐ切れる
・本体が以前より熱くなる、ファンから「ガラガラ」と異音がする
・画面に線が入る、映らないことがある
・ジョイコンのキャラが勝手に動く(ドリフト)
・背面が浮いている、本体が変形している
バッテリーの持ちが極端に悪くなった
最も分かりやすいサインです。購入時は4〜5時間遊べていたのに、1〜2時間で切れるようになったら、バッテリーはかなり劣化しています。
この段階であれば、バッテリー交換で解決できることがほとんどです。本体を買い替える必要はありません。
背面が浮いている・本体が変形している
これは最も危険なサインです。バッテリーが膨張して内側から本体を押し広げている状態で、放置すると発火のリスクがあります。
背面のカバーや画面が浮いていると感じたら、すぐに充電と使用をやめて相談してください。自分で分解しようとすると、バッテリーに穴が開いて発火する恐れがあります。
ファンの異音・高温エラー
「ガラガラ」という音が出ている場合、冷却ファンの軸受けが摩耗しています。放熱が追いつかなくなると「本体が高温になりすぎたためスリープします」というエラーが出るようになります。
ここを放置すると、熱で基板にダメージが蓄積して修理範囲が広がります。異音の段階で点検に出すのが、結果的に最も安く済みます。
Switchの寿命を早めてしまう行為
熱や衝撃による本体劣化・故障
Switchの故障原因や寿命を短くする要因として最も多いのが、熱や衝撃による破損や故障です。
Switchは外装がプラスチックのため、充電しながらゲームなどを行うと排熱処理が追いつかなくなり、内部に熱がこもります。
そうすると本体外装が熱により曲がってくるので、基板の破損やパーツに不具合が生じることがあります。
その他、携帯ゲーム機であることから落下などによる衝撃が加わるリスクが高く、高所から落としてしまうとそれにより壊れてしまうこともあります。
付属部品の故障による本体破損
主に充電器やテレビドックなどの付属品も長年使用していると故障する可能性があります。
特に充電器は抜き差しを繰り返したり、コード内部の配線劣化や断線により壊れ、それが原因で本体のメイン基板などをショートさせてしまうこともあります。付属品の寿命の方が早く来てしまうことが多いです。
Nintendo Switchの寿命を長くする方法

Switchの寿命を長くするコツは以下となります。
1.充電しながらの使用を控える
2.熱い場所で遊ばない・落下する場所に置かない
3.付属品は定期的に買い換える
4.湿気や粉塵が多い場所に保管しない
5.月に1回は吸気口・排気口のホコリを取る
充電しながら使用しない
まず、バッテリーの寿命をなるべく伸ばすためには充電しながらの使用を控えることが重要です。
充電しながらゲームで遊ぶと本体に熱がこもりやすくなるので、バッテリー劣化が早くなる・本体の湾曲など熱による故障リスクが増えます。
なので、遊ぶ時はなるべく充電器を外した状態で遊ぶようにしましょう。
熱い場所で遊んだり・落下する危険がある場所に置かない
Switchの動作推奨環境温度は任天堂の公式でも発表されており、5度〜35度の範囲となっています。
なので、夏場の外などで長時間遊ぶと環境温度が35度を超える可能性があり、熱による故障リスクが増えます。
そして、Switchを高さがある机や棚などに放置すると、何かの拍子に落下する恐れもあるので、保管環境に気をつけましょう。できれば、耐衝撃ケースなどに入れて保管を行うのがベストです。
付属品は定期的に買い換える
付属品は本体より劣化が早い傾向にあります。
充電器であればコードが傷んできたり、充電が不安定になってきたらすぐに買い換えるのがベストです。
付属品の故障で本体が故障する事例は何件もあります。
買い換えれば避けられるトラブルでもあるので、早めに対応することをオススメします。
湿気や粉塵が多い場所に保管しない
Switchには防塵・防水性能はありません。
そのため、粉塵や埃が多い場所で長期間保存・使用を行うと壊れてしまうリスクが上がります。
理由としてはファンの通気口から埃や粉塵が侵入してしまうためです。
特にテレビモードの時にテレビ台の上に放置すると、どうしても埃が多い場所でもあるのでファンから埃を吸ってしまい、故障してしまう可能性が高くなります。
そして、湿気が多い場所での保管も厳禁です。
加湿器や雨水が侵入する可能性がある窓際などで保管を行わないようにしましょう。お風呂での使用も意外と多いのですが、絶対に避けてください。
月に1回は通気口のホコリを取る
吸気口と排気口にホコリが溜まると冷却効率が落ち、熱による劣化が進みます。柔らかいブラシでホコリをかき出し、掃除機で吸い取ってください。
エアダスターで吹き付けると、ホコリを本体内部へ押し込んでしまうため当店ではおすすめしていません。詳しい手順は下記の記事にまとめています。
もし、Nintendo Switchが壊れてしまったら?

いくら気をつけていても壊れる時は壊れてしまいます。
万が一、壊れてしまった場合はメーカー保証を確認しましょう。
メーカー保証は1年で、保証期間内の故障であれば無償または安く修理してもらえる可能性もあります。
しかし、充電ができない・電源が入らないなどの重度破損の場合は基板や本体交換になり、データが消えてしまう可能性もあります。
バックアップを取っていれば、ゲームのデータを戻すことも可能ですが、取っていない場合はデータが全て消えてしまいます。
その場合はメーカー外の専門の修理店にご依頼をすればデータを残すことも可能です。
ゲームドクターでは重度破損の場合、高度な修理方法である「基板修理」を用いてデータを残したまま修理を行えます。
しかし、バックアップを取るに越したことは無いので、Nintendo Switch Onlineへの加入を行い、しっかりバックアップは取るようにしましょう。
よくある質問(FAQ)
-
Switchの寿命は何年ですか?
-
バッテリーは毎日充電して約2年で新品時の80%程度まで劣化します。ただし、これは「使えなくなる」年数ではありません。
バッテリーは交換できる部品なので、交換すれば持ちは戻ります。本体そのものは、保管と使い方に気をつけていれば5年以上使い続けている個体も珍しくありません。当店には発売初期の2017年モデルも修理で持ち込まれています。
-
Switchの寿命のサインを教えてください。
-
次の症状が出てきたら、部品の交換時期が近づいています。
①充電の持ちが購入時の半分以下になった ②充電してもパーセンテージが増えない ③本体が異常に熱い、ファンから異音がする ④画面に線が入る ⑤ジョイコンのキャラが勝手に動く ⑥背面が浮いている・本体が変形している
特に⑥は危険なサインです。バッテリーが膨張している状態なので、すぐに使用と充電をやめてください。①〜⑤はいずれも部品交換で直ることが多く、本体を買い替える必要はありません。
-
Switch Liteの寿命は本体より短いですか?
-
バッテリーの劣化ペースは通常のSwitchとほぼ同じです。ただし、Switch Liteはコントローラーが本体と一体になっているため、スティックが故障したときの影響が大きくなります。
通常のSwitchならジョイコンを買い替えれば済みますが、Liteは本体を分解してスティックを交換する必要があります。この点で「壊れると面倒」と感じる方が多いようです。当店ではLiteのスティック交換にも対応しています。
-
バッテリーだけ交換すれば長く使えますか?
-
バッテリーの劣化が原因であれば、交換で購入時に近い持ちに戻ります。買い替えるより費用を抑えられることがほとんどです。
ただし、充電口の破損や基板の故障が同時に起きている場合は、バッテリーだけ替えても改善しません。当店では点検のうえ、必要な修理内容をお見積もりしてからご案内しています。
-
古いSwitchのデータをSwitch2へ移せますか?
-
旧Switchが正常に動く状態であれば、「まるごと転送」でSwitch2へ移せます。
ただし、電源が入らない・画面が映らない状態では転送操作ができません。買い替えを検討している場合は、壊れる前にデータを移しておくのが安全です。すでに動かなくなっている場合も、基板修理で一時的に起動できる状態まで戻せば転送できることがあります。
まとめ
Switchのバッテリーは毎日充電して約2年で劣化を感じ始めますが、本体そのものは使い方次第で5年以上使えます。
Switchの故障はゲーム機の中でも多い方ですが、しっかり対策を行えば長く使用することも可能です。
日頃からバックアップを取り、壊れないように対策を行なってゲームライフを過ごしましょう。
ゲームドクターは今まで3000台以上のSwitchを修理してきた、プロのリペアスタッフが常駐しています。
様々な故障内容に対応しており、「ゲームが読み込まない」、「充電ができない」「高温スリープ」、「水没」、「電源が入らない」、「エラーコード解除」 などほぼ全ての故障に対して修理を承っています。
SwitchやSwitchLite・Switch(有機ELモデル)・最新のSwitch2にも対応しております。
基本的にデータも消さずに、最短1日〜で修理対応が可能で、全国どこからでも郵送修理対応が可能です。
まずは、お困りの方はお気軽にご相談ください!
この記事の監修者

ゲームドクター リペアスタッフ
ゲームドクターでは基板修理などの高度な技術を持ったリペアスタッフが2名在籍。両スタッフがSwitchのみならずスマートフォンやパソコンなどの修理に5年程携わり、NintendoSwitchが発売されて以降、Switch修理の技術を取得。2年程、修理技術の向上に努め、昨年の2020年10月に専門の修理屋として独立。設立後、お陰様で現在までに3500台以上のSwitch/SwitchLiteの修理をさせていただきました。
これまで1万台以上のデバイス(iPhoneやタブレット・PC)修理やNintendoSwitch/SwitchLiteを修理してきた経験を元に、読者に分かりやすく修理記事をまとめていきます。