Nintendo Switch Lite 充電不良の修理
【厳禁!?】Switchを充電しながら遊ぶと壊れやすくなる理由とは?
Switch/SwitchLite専門修理のゲームドクターです。
Switchをプレイする時に皆さん、充電器に差しながらゲームをプレイすることが多くなっている方いませんか?
長時間のプレイだと充電したバッテリーだけでは継続したプレイが難しくなってくる時が多いので、いつの間にか充電しながら遊んでしまっていると思います。
実はSwitchを充電しながら遊び続けると、壊れてリスクが高くなってきてしまいます。
今回は修理屋が教える、「Nintendo Switchを充電しながら遊ばない方がいい理由」・「実際に壊れてしまって修理になった事例」を含めてご紹介していきたいと思います。
目次
Nintendo Switchを充電しながら遊ばない方がいい理由
Nintendo Switchを充電しながら遊ばない方がいい理由はいくつかあります。
バッテリーの劣化が早くなる
これはスマホでも同じことが言えるのですが、充電しながらSwitchを使用すると、バッテリーに負荷が通常よりかかってしまうので、劣化が早まってしまう可能性があります。
充電中は充電されていない時より、内部の発熱が大きくなる傾向にあるので、内部の温度が高くなるとバッテリーが熱で劣化しやすくなり、将来的に持ちが早く悪くなってしまいます。
Switchに搭載されているリチウムイオン電池は通常2年〜3年程で、元の容量の80%程まで容量が低下してしまうのが一般的ですが、頻繁に充電しながら使用をしていると、この期間がより短くなってしまうこともあります。
*あくまで参考値ですので、多少の前後はあります。
充電口の故障リスクが増加する
充電しながら使用してはいけないと書いてある記事の殆どは、上記のバッテリー劣化についてですが、実は充電口の故障リスクの増加が充電しながら使用することの一番の危険性でもあります。
Switchの充電口は非常に脆い構造をしており、ゲームドクターにも毎日のように充電不良のSwitchが運び込まれてきます。
ただ充電しているだけでも経年劣化で壊れてしまうことが多いのですが、充電しながら使用をしていると充電口が固定されていないので、上下左右に動いてしまい内部でピン折れなどが起こってしまったり、コードに引っかかってしまい端子折れや内部でピン同士がショートし基板が壊れてしまうこともあります。
では、実際に充電しながらの使用で壊れてしまったSwitchの修理事例をご紹介していきます。
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充電しながら遊んで壊れたNintendo Switchを修理
では、実際の修理事例を2つほど見ていきましょう。
修理事例①:充電しながら使用していたら急に充電ができなくなったNintendo SwitchLite
最初に運び込まれてきたのは、「ずっと充電しながら遊んでいたら急に充電ができなくなったSwitchLite」です。
修理前の状態はこんな感じです。
分かりにくいですが、赤丸の箇所のピンが横に曲がってしまっています。
この状態で充電器を差すと最悪の場合、メイン基板がショートしてしまうこともあります。
ここから分解を行い、修理を進めていきます。
これがSwitchLiteの充電口となります。
これを外して新しい正常な充電口を取り付けていきます。
取り付けが完了すれば、組み立てて充電の確認を行なっていきます。
しっかり充電ができるようになりました。
起動を確認して動作の確認を行い返却となります。
ここまでの作業時間は2日、ゲームデータもそのままで修理完了となります。
続いて
修理事例②:足を引っ掛けてから充電ができなくなったNintendo Switch
次に運び込まれてきたのは、「充電しながら遊んでいると母親が足を引っ掛けてしまい充電ができなくなったSwitch」です。
このパターンよくあります…
修理前の状態はこんな感じです。
完全に充電口が折れてしまっています。
分解をすると
充電口のカバーが取れてしまい、ピンが露出しています。
一度、充電口を取り外すと
基板のパターンが剥離してしまっています。
充電口の過度の負荷がかかってしまうと、このように基板のランド(半田面)が剥離してしまいます。
充電口の修理ができる修理屋は最近増えてきましたが、このランド剥離は基板の修復になり対応できるお店も少ないです。
ここからパターンの修復を行なっていきます。
髪の毛より少し太いぐらいのエナメル線を使用し、パターンを再形成していきます。
ゲームドクターのスタッフは全員できますが、この作業は激ムズです。
この上からUSBを取り付けて充電の確認を行なっていきます。
無事、充電が可能になりました。
あそこまでの破損だと電源IC等のショートもあると思われましたが、そこは問題なくパターン再形成とUSB交換のみで修理が完了しました。
ここまでの作業時間は2日半程、ゲームデータもそのままで修理完了となります。
USB交換の様子はゲームドクターの公式Youtubeチャンネルにて動画で公開しています。
どんな修理をしているのか気になる方は是非チャックしてみてください!
*今回ブログで紹介したSwitchとは、また別のSwitchとなります。
まとめ
いかかでしたでしょうか?
充電しながらSwitchで遊んでいるとバッテリーの劣化だけでなく、充電口の故障や最悪メイン基板が壊れてしまう場合もあります。
このようなことを防ぐためにも、なるべく充電コードを抜いて遊ぶように心がけてください。
ゲームドクターでは今まで1000台以上のSwitchを修理してきた、プロのリペアスタッフが常駐しています。
ゲームドクターでは充電不良の修理以外にも 「液晶破損」、「ゲームが読み込まない」、「高温スリープ」、「水没」、「基板修理(電源が入らない)」 などほぼ全ての故障に対して修理することが可能です。
基本的にデータも消さずに、最短1日〜で修理対応が可能で、全国どこからでも郵送修理対応が可能です。
まずは、お困りの方はお気軽にご相談ください!
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この記事の監修者
ゲームドクター リペアスタッフ
ゲームドクターでは基板修理などの高度な技術を持ったリペアスタッフが2名在籍。両スタッフがSwitchのみならずスマートフォンやパソコンなどの修理に5年程携わり、NintendoSwitchが発売されて以降、Switch修理の技術を取得。2年程、修理技術の向上に努め、昨年の2020年10月に専門の修理屋として独立。設立後、お陰様で現在までに数百台のSwitch/SwitchLiteの修理をさせていただきました。
これまで数千台規模のデバイス修理やNintendoSwitch/SwitchLiteを修理してきた経験を元に、読者に分かりやすく修理記事をまとめていきます。