Nintendo Switch バッテリー劣化の修理
Switch本体が熱くなってバッテリーの減りが早い原因とは?
Switch/SwitchLite専門修理のゲームドクターです。
本日は「Nintendo Switchの背面が熱くなり、ゲーム中にエラーが出たりバッテリーの減りが早い」と問い合わせがありました。
同様の症状は使用年数が長いSwitchによくある症状で、あることが原因で起こってしまいます。
この本体が熱い状態で放置し無理矢理、使用していると本体に悪影響が及んでしまうこともあります。
今回は「Switch本体が熱くなってしまう原因・それに伴ってなぜバッテリーの減りが早くなるのか?」、「ゲームドクターで行う実際の修理方法」について解説していきたいと思います。
目次
Nintendo Switchの本体が熱くなる原因とは?
Nintendo Switch本体は起動させてゲームをするとある程度、発熱が出てしまうことは仕様上、仕方ないことです。
しかし、明らかに本体が熱くなったり、「熱い」と感じる「ゲーム中に高温スリープのエラーが発生する」などの症状が出た場合、主な原因として「ファンが破損し停止している」ことが考えられます。
Switchの発熱は基本的にCPUと呼ばれるコアの部分から発生し、CPUからヒートパイプを通って熱を伝え、ファンを使って外に熱を排熱します。
しかし、ファンが停止すると伝わった熱が全く排熱されずに中で籠ってしまいます。
こうなると本体が徐々に熱くなってしまいます。
このファンの故障に関しては埃や粉塵が内部に入ってしまうことで起こることが多く、ファンに絡まってしまい故障してしまいます。
あとは経年劣化や本体メイン基板の故障なども考えれます。
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なぜ、熱が籠るとバッテリーの減りが早くなる?
リチウムイオン電池の性質上、温度か高いもしくは低い場合に放電率が上がる傾向になります。
なので、スマホなどでも使いすぎや夏場は、温度が上がりバッテリーの減りが早くなります。
あとは、温度劣化を起こしやすくなり長い間、高温状態で使用を続けるとバッテリーの劣化が早く進みます。
通常、リチウムイオン電池は2年(500〜600回の充放電)で、元の容量の80%程まで劣化してしまいます。
バッテリーの温度が上がると、この寿命が更に短くなってしまう可能性があります。
熱によって本体が完全に壊れることはある?
すぐに壊れることは基本的には無いですが、本体に熱が籠ると外装のプラスチックが湾曲しやすくなり、曲がってくることがあります。
外装が曲がってくると、内部のメイン基板も湾曲し、基板破損に繋がります。
本体湾曲によって引き起こされる症状として有名なのが、ブルースクリーンです。
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こういった起動不可の症状になってしまうその前に、修理を行い発熱問題を解決する必要があります。
では続いてゲームドクターで行う、「ファン修理と+バッテリー交換修理」について見ていきます。