コラム
Switch2を買うのと今あるSwitchを修理するのどちらがいい?
Switch/SwitchLite専門修理のゲームドクターです。
2025年1月に任天堂が次世代機「Nintendo Switch2」を正式発表したことで、ゲーマーやファンの間では「このまま今のSwitchを修理して使い続けるべきか、それともSwitch2に買い替えたほうが得策なのか?」という議論が一気に加速しています。
本記事では、発売直前に得られているSwitch2の最新情報を整理するとともに、修理コストやリスク、発売初期ロットの注意点など、多角的な視点から最善の選択肢を探っていきます。
目次
Switch2の注目ポイント:性能と機能の飛躍的進化

まず、Nintendo Switch2(以下、Switch2)の大きな魅力となるポイントは、その性能面の大幅な進化です。
現行Switchを長く使っているユーザーにとっては、故障リスクだけでなく、性能的な面での物足りなさや、よりリッチなゲーム体験への期待が高まっていることでしょう。
ここでは、既存のリーク情報や公式発表をもとに、Switch2の主要な特徴をまとめます。
画面サイズと解像度の進化
- 画面サイズ: 7.9インチ(現行有機ELモデルは7.0インチ)
画面サイズの拡大により携帯モード時の視認性が向上し、文字が細かいゲームや広大なフィールドを冒険するタイトルでも快適にプレイできると期待されます。 - 解像度: 携帯モードで1080p、TVモードで4K対応(DLSS技術使用予測)
DLSS(Deep Learning Super Sampling)の技術が本格的に活かされると、GPUパワーを効率的に使いながら4K出力を実現できる可能性が高いとされています。
搭載チップと処理能力
- NVIDIA Tegra T239チップ搭載(現行比3倍以上のCUDAコア数)
Tegra T239は従来モデルのTegra X1と比較して、GPU性能が3倍以上に向上する可能性が示唆されています。つまり、高負荷のゲームでもより安定したフレームレートを期待でき、グラフィックのクオリティも格段に向上すると考えられます。
Joy-Conの接続方式変更
- スライド式からマグネット式へ
Joy-Conのスライドレールを使用する従来方式に比べ、マグネット式なら取り外しや装着がスムーズになるだけでなく、レール部分の破損リスクが減少する可能性があります。“ジョイコンの接触不良”問題への対策としては非常に興味深い改良点です。
互換性と新作ソフト
- 旧作互換: Switchソフトのほぼ全てが遊べる(一部非対応の可能性あり)
これまでに発売されたSwitch用ソフトが引き続きプレイできるという発表は、ユーザーにとって大きな安心材料です。ただし、技術的な制約や周辺機器との互換性の問題から、一部タイトルでは非対応となる可能性も否定できません。 - 新作タイトル: 『マリオカート9』や『スーパーマリオオデッセイ2』など専用ソフトが発表予定
任天堂の看板タイトルが次々とSwitch2向けに開発される見込みで、発売時期には複数のローンチタイトルや、その直後に注目作が続々と登場するとのうわさがあります。
価格予想
- 日本国内価格: 4万円~7万円台との噂(現行有機ELモデルは37,980円)
円安や部品コストの高騰、性能アップに伴うコスト増などを背景に、5万円を超える価格帯になるのではないかと多くのメディアが予測しています。もし本体だけで5万円超えとなると、追加の周辺機器やソフトを購入する場合、総額でかなりの出費を覚悟する必要があるでしょう。
現行のSwitchが壊れてしまった場合修理するべきか?

次に、今あるSwitchを修理した場合のメリット・デメリットに注目します。修理の魅力は何といっても「費用を抑えられる」点ですが、症状によっては高額化する場合もあります。
特にバッテリー周りや基板修理、液晶画面割れなどの主要パーツトラブルは費用も日数もかかるため、Switch2への買い替えとどちらが得か、しっかり検討する必要があります。
修理費用の目安
以下は任天堂公式サポートと非公式修理業者の平均的な価格相場の比較例です。
症状 | 任天堂公式修理(税込) | 【ゲームドクター】非公式修理(税込) |
---|---|---|
Joy-Conスティック不良 | 2,200円(1本) | 2,200円 |
液晶画面割れ | 8,800円~11,000円 | 11,000円~29,700円 |
基板修理(電源不具合) | 13,200円~15,400円 | 19,800円 |
バッテリー交換 | 4,950円 | 8,800円 |
- Joy-Conスティック不良: 比較的安価で修理可能。公式や非正規店でも2,200円程度で済むため、Joy-Conの操作が誤作動する場合は修理が圧倒的にコスパが高いです。
- 液晶画面割れ: 修理費用が1万円を超えるケースがあり、非公式業者では3万円近くかかることも。高額になる場合は本体の買い替えを検討する人も多いです。
- 基板修理: 電源が入らない、映像出力が不安定などの症状は、メーカー修理だと基板ごと交換になる可能性があり、1万3千円以上の負担を覚悟する必要があります。ゲームドクターのような非正規店では基板自体を修理するため、データは残ります。
- バッテリー交換: 5,000円〜8,800円程度で交換できるため、バッテリー消耗だけが問題であれば、修理は比較的合理的な選択肢と言えます。
Switchの修理期間
- 任天堂公式: 通常10日~2週間(繁忙期は最大22日ほど)
保証期間外の場合でも公式修理は安心感があり、パーツ品質やアフターサポート体制も充実しています。ただし、返送に時間がかかることが多く、繁忙期には3週間近く待たされるケースも。 - 非公式業者: 即日~数日(店舗によって大きく異なる)
即日対応が可能な店舗も存在する一方で、技術力や部品の在庫状況、修理内容によって仕上がりの品質に差が出るリスクは否めません。そのため、レビューやSNSの評判をチェックしてから依頼をするようにしましょう。
データを残したまま修理できるのか?
- 公式修理に出す場合、本体交換や基板修理が伴うと、内部データが初期化される可能性が高いとされています。Switch Onlineのクラウドセーブを利用していれば、多くのゲームのセーブデータはバックアップされますが、非対応タイトルや本体保存データしかないゲームの場合は要注意です。
- 非公式修理店では基本的にデータを保持したまま修理可能です。
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購入 vs 修理の5つの判断基準:自分の状況に合わせて選ぼう

Switch2のスペック向上は魅力的ですが、発売後の品薄や予算問題、修理費との天秤など考慮すべき点は多岐にわたります。以下では、特に押さえておきたい5つの視点から「買い替え」か「修理」かを整理しましょう。
「今すぐ遊びたい」場合
- 修理期間が許容範囲内なら現行機を修理
どうしても休みの間に遊びたい特定のタイトルがある場合や、eスポーツ的な大会を控えているようなケースでは、修理期間が短期間で済むなら公式修理または即日対応の非公式店を検討するのが現実的です。 - Switch2発売後は品薄が予想される
転売対策などは講じるとされていますが、新ハード発売直後は転売価格の高騰や在庫不足が常態化する可能性が高いため、「発売日に手に入れられない」リスクを踏まえると、今すぐゲームを楽しみたい人は修理一択となるかもしれません。
「予算が限られる」場合
- 修理費用が1万円未満なら修理が有利
例として、Joy-Conのみの故障であれば2千円台で済みますし、公式修理でも1万円を超えることはほぼありません。しかも本体自体はまだまだ使える状態であれば、遊びたいソフトが出るまで、わざわざ高額なSwitch2を購入する必要はないでしょう。 - Switch2の価格は5万円超の可能性
今後の為替や部品の供給状況にも左右されますが、発売当初から4万円台後半~5万円以上が予想される中、予算に余裕がない人が無理して買う必要もないかもしれません。
「新作ソフトや高性能を求める」場合
- Switch2を待つ価値は大きい
4K解像度、DLSS対応、処理速度の大幅向上など、ゲームの臨場感や操作性が格段にアップする可能性があります。特にグラフィックにこだわるゲームや、オンラインでフレームレートがカギを握るようなタイトルをプレイする人にとっては、Switch2は大きなアドバンテージをもたらすでしょう。 - ローンチタイトルや発売直後の独占ソフト
『マリオカート9』や『スーパーマリオオデッセイ2』など、Switch2専用タイトルが早期に遊べることは大きな魅力です。「最新ゲームを最高の環境でプレイしたい」というユーザーは、修理に費用をかけるより、初期投資として新品ハードを手に入れるほうが満足度は高いはずです。
「中古市場を活用したい」場合
- 生産終了後は中古価格が高騰?
新型発売後、旧型Switchの新品生産が縮小・終了すれば、中古市場での価格が一時的に変動する可能性があります。レトロゲームのようにプレミア化するケースは少ないものの、需要と供給のバランス次第で一定の価格を保つ可能性はあります。 - 修理して状態を良くして売却
Joy-Conや本体の故障箇所を公式修理できちんと直しておけば、メルカリなどのフリマアプリで「修理済み」として比較的高値で売却できることも。新品同様に近い状態で出品することで、Switch2の購入資金に充てられるかもしれません。
「データ消えることを避けたい」場合
- 公式修理では初期化リスクが高い
任天堂公式サポートに修理を依頼すると、本体交換や基板交換が必要な際にはデータがすべて消去される可能性が高いです。Nintendo Switch Onlineに加入している場合は多くのゲームのセーブデータがクラウドバックアップされるものの、非対応ソフトもあるので注意が必要です。 - 非公式修理店のメリットとリスク
データを保持したまま基本的には修理が可能です。
技術の信頼性や部品の品質、保証の有無などをしっかり確認しなければ、後々トラブルに発展する恐れがありますので、先ほどのお伝えしましたが、レビューやSNSの評判を事前にチェックしましょう。
ゲームドクタースタッフが考える:こんな人は修理、こんな人は買い替え

どのような人が修理を選ぶべきか、あるいはSwitch2を待つべきかを整理します。
現行Switchを修理すべき人
- 特定のゲームを継続したい
旧Switchのデータは引き継げることが予想されますが、壊れてしまってデータのバックアップが取れていない場合、修理一択となるでしょう。 - Switch2の発売まで1年以上待てる、または発売直後の混雑を避けたい
発売日の入手困難や初期ロットの不具合リスクを考慮し、あえて発売直後の購入を避け、1年後の価格安定や改良版の登場を待つという作戦も考えられます。
Switch2を購入すべき人
- 最新技術でゲームを最大限に楽しみたい
4K出力やDLSSは、映像表現を飛躍的に向上させます。映像美や高フレームレート重視のゲーマーにとって、Switch2は非常に魅力的です。 - 現行機が複数箇所故障(修理費が3万円以上)
液晶画面割れ+基板修理など、複数の故障が重なると修理費用は2万〜3万円を超えるケースも。その場合、多少上乗せして新型を購入したほうが長期的にはコスパが良い場合があります。 - 中古売却で購入資金を捻出できる
故障箇所が軽微な場合は、ある程度の修理を施して中古市場で売り、その差額をSwitch2の購入資金に回すという選択もあります。
まとめ
最後に、購入か修理かを判断するためのチェックリストをまとめました。
Switch2の続報や実際のユーザーレビューを注視しつつ、自分に合った選択をしてみてください。
- 修理費用を公式サイトで見積もる
- 任天堂の公式サイトでは、修理の事前見積もりがある程度可能です。まずは症状を入力して概算を確認しましょう。
- Switch2の追加情報を確認
- セーブデータをクラウドにバックアップ
- 公式修理や本体交換を検討する前に、必ずクラウドへのバックアップ(対応するゲームは限定されますが)などを徹底しましょう。
- 中古相場を調査(メルカリやゲオの買取価格をチェック)
- 意外と高値がつく場合もあります。故障箇所が軽微なら修理した上で売却し、Switch2の購入資金に充てるというのも一案です。
- 非公式修理を利用する場合は技術力と保証内容を確認
- 店舗によって作業クオリティや使用部品のランクが異なるうえ、万一の再修理時に追加費用が発生することも。口コミや評判を丹念にチェックしましょう。
ゲームドクターは今まで2500台以上のSwitchを修理してきた、プロのリペアスタッフが常駐しています。
Wi-fiのトラブルはもちろん Switch本体の「ゲームが読み込まない」、「充電ができない」「高温スリープ」、「水没」、「電源が入らない」、「エラーコード解除」 などほぼ全ての故障に対して修理することが可能です。
SwitchやSwitchLite・最新のSwitch(有機ELモデル)にも対応しております。
基本的にデータも消さずに、最短1日〜で修理対応が可能で、全国どこからでも郵送修理対応が可能です。
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この記事の監修者
ゲームドクター リペアスタッフ
ゲームドクターでは基板修理などの高度な技術を持ったリペアスタッフが2名在籍。両スタッフがSwitchのみならずスマートフォンやパソコンなどの修理に5年程携わり、NintendoSwitchが発売されて以降、Switch修理の技術を取得。2年程、修理技術の向上に努め、昨年の2020年10月に専門の修理屋として独立。設立後、お陰様で現在までに数百台のSwitch/SwitchLiteの修理をさせていただきました。
これまで数千台規模のデバイス修理やNintendoSwitch/SwitchLiteを修理してきた経験を元に、読者に分かりやすく修理記事をまとめていきます。