Nintendo Switch ジョイコン読み込み不良の修理
【原因】Switch本体にジョイコンが認識しない・反応しない時の対処法
Switch/SwitchLite修理専門のゲームドクターです。
「Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)本体にジョイコン(コントローラー)をつけても全く反応しない」と問い合わせをいただきました。
右側は全く反応せずに、左側は接続が途切れてしまうとのことでした。
実はこの症状は結構あります。主にSwitch本体のスライドレールが壊れてしまうことで起こってしまいます。
テレビモードで遊ぶ時は外してBluetoothを使用するので、あまり差し支えはありませんが、本体に挿して遊ぶ時は結構不便です。
今回は「Switchにジョイコンが反応しなくなる時の原因と対処法」と「Switchのスライドレール交換手順」をご紹介していきます。
Nintendo Switch本体にジョイコンが読み込まなくなる原因

Nintendo Switch本体にジョイコンを差し込んでも反応しない症状は、修理依頼の中でも特に多いトラブルの一つです。
原因は大きく分けて「ジョイコン側の問題」と「本体側の問題」の2パターンがあります。
ジョイコンが故障した場合
ジョイコンのレール部分には、本体と通信するための金属端子が並んでいます。
この端子部分は、抜き差しを繰り返すことで摩耗していきます。毎日ゲームをプレイする場合、1年〜2年程度で接触不良が起きやすくなります。
また、端子部分に皮脂や埃が付着すると、通電が不安定になります。特に夏場は汗をかいた手で触れる機会が増えるため、汚れが蓄積しやすい時期です。
ジョイコンが原因かどうかを確認する方法は簡単です。別のジョイコンを本体に差し込んで、正常に認識されるかテストしてください。
認識される場合はジョイコン側の故障、認識されない場合は本体側の故障と判断できます。

ジョイコンのレールが壊れている場合は、基本的に買い替えてもらった方がお得で長く使えるので、買い替えるか、複数のジョイコンで試すなどをして原因の切り分けを行いましょう。
本体のスライドレールが故障している場合
複数のジョイコンで試しても認識しない場合、本体側のスライドレールが故障している可能性が高いです。
スライドレールとは、ジョイコンを差し込む溝の部分に取り付けられているパーツです。ここには通信用の端子とロック機構が組み込まれています。
スライドレールが故障する主な原因は以下の通りです。
・物理的な衝撃
落下や強い力でジョイコンを抜き差しすると、内部の配線が断線することがあります。実際の修理現場では、配線が完全に切れている事例も珍しくありません。
・埃や異物の混入
レール内部に埃が入り込むと、端子間の接触を妨げます。ペットを飼っている家庭や、布団の近くでプレイすることが多い場合は、繊維くずが詰まりやすくなります。
・水分による腐食
スライドレールの端子は外部に露出しているため、湿気の影響を受けやすい構造です。水濡れの自覚がなくても、結露や高湿度環境で腐食が進行していることがあります。
軽度の埃詰まりであれば、爪楊枝や綿棒で清掃することで改善する場合もあります。

この時に金属のピンセットなどで埃を取ると、ショートする可能性があるので、爪楊枝などの非金属で行ってください。取れないぐらいに詰まっている場合や固まっている場合は専門の修理店に依頼をするようにしてください。
左右で症状が異なる理由
「右は全く反応しないが、左は不安定」というように、左右で症状が異なるケースがよくあります。
これは、左右のスライドレールが独立したパーツだからです。片方だけが故障している場合もあれば、両方とも劣化しているが程度に差がある場合もあります。
片方だけの修理で済むこともありますが、両方同時に交換しておくと、後から再度修理に出す手間が省けます。
では、修理をどこで行えばいいのでしょうか?
NintendoSwitchのスライドレールを修理する場合はどうすればいい?

スライドレールの故障が確定した場合、修理方法は主に2つあります。それぞれのメリット・デメリットを把握した上で、自分の状況に合った方法を選んでください。
メーカー(任天堂)に修理を依頼する
任天堂の公式修理サービスに依頼する方法です。
メリット
・保証期間内かつ自然故障であれば無償で修理を受けられる
・純正パーツを使用するため、品質面での安心感がある
・修理後も保証が継続する
デメリット
・修理期間が10日〜14日程度かかる
・保証期間外や自己破損の場合は有償修理となる
・繁忙期(年末年始、大型連休後など)はさらに日数がかかることがある
修理依頼の手順は、任天堂の公式サイトからオンライン受付を行い、指定の方法で本体を発送します。
保証書が手元にある場合は、購入日と販売店名を確認しておくとスムーズです。

修理期間については、平均して10日から14日程度かかるため、修理完了までに多少の時間がかかることを念頭に置いておいてください。
専門の修理店に依頼する
ゲームドクターのような、ゲーム機修理を専門とする業者に依頼する方法です。
メリット
・修理期間が短い(最短1日〜で対応可能な店舗もある)
・データを消さずに修理できることが多い
・複数の故障箇所をまとめて修理依頼できる
デメリット
・保証期間内でも有償となる
・店舗によって技術力や価格にばらつきがある
・一度分解すると、メーカー保証の対象外となる可能性がある
専門店を選ぶ際は、修理実績の件数や口コミ評価を確認してください。Switchの修理経験が豊富な店舗であれば、トラブルのリスクを抑えられます。

専門の修理店の場合、例えばゲームドクターに依頼すれば、最短で1日から修理が可能です(輸送期間は除きます)。
また、データもそのままの状態で修理を行うことができます。
どちらを選ぶべきか?状況別の判断基準
メーカー修理がおすすめのケース
・購入から1年以内で、自然故障と思われる場合
・時間に余裕があり、2週間程度待てる場合
・今後もメーカー保証を維持したい場合
専門店修理がおすすめのケース
・保証期間が過ぎている場合
・できるだけ早く修理を完了させたい場合
・ジョイコン以外にも気になる不具合がある場合
・セーブデータを確実に残したい場合
修理費用は、スライドレール交換の場合、専門店では片側3,000円〜5,000円程度が相場です。メーカー修理の場合は、任天堂の公式サイトで料金表を確認できます。
自分で修理するのはおすすめしない
インターネット上には、スライドレールの交換手順を解説した動画や記事が存在します。
しかし、自己修理にはリスクが伴います。
・分解時に他のパーツを破損する可能性がある
・静電気で基板がダメージを受けることがある
・組み立て後に別の不具合が発生することがある
・メーカー保証が完全に無効になる
交換用パーツは1,000円前後で購入できますが、失敗した場合の修理費用は数倍〜十何倍になります。
ゲーム機の分解経験がない方は、プロに依頼することを強くおすすめします。
では、続いて実際に本体のジョイコン接続部分である、”スライドレール”を実際に修理する方法をご紹介していきます。
Nintendo Switchの本体スライドレールを修理する
では、実際にゲームドクターに運び込まれてきたジョイコンが読み込まないSwitchの修理例を紹介していきます。
修理例-1:右のジョイコンが読み込まないNintendo Switch
では、最初に運び込まれてきたのは「右のジョイコンが反応せず、左も持っていると接続が途切れるNintendo Switch」です。

右のジョイコンが全く反応しておらず、左は一応反応はしますが、持っていると途切れてしまう状況です。
ここから分解を行い、修理をしていきます。

まず、右のスライドレールから交換をしていき
続いて、左のスライドレールも交換をしていきます。

この後に組み立てを行うと

しっかり両方反応するようになりました。
持っていても接続が途切れないことを入念に確認し、無事修理完了となります。
修理例-2 左のジョイコンが全く反応しないNintendo Switch
続いて「左のジョイコンが全く反応しないNintendo Switch」です。

全く反応がしていない状態で、充電もできません。
ここから分解・修理を行なっていきます。

分解するとスライドレールのパーツ配線が真っ二つになっていました。
稀に何からの衝撃もしくは自己修理によってパーツ配線が切断され、そのパーツが故障することもございます。

新しいパーツを取り付けて動作の確認を行います。

問題なく充電ができるようになりました。
これで無事修理は完了になります。
ジョイコンのスティック不良の修理もご希望だったため、この後にスティック修理も行いました。
今回紹介させていただいた両方の修理の期間は最短修理期間の1日で完了しております。(往復輸送期間抜き)
もちろんデータもそのままで完了しています。
スライドレールの故障を予防する方法
スライドレールは消耗品に近いパーツですが、日頃の扱い方次第で寿命を延ばすことができます。
保管時は専用ケースを使用する
Switchを使わない時間は、専用ケースに収納してください。
ケースに入れることで得られる効果は複数あります。
・埃や繊維くずの侵入を防げる
・落下時の衝撃を軽減できる
・直射日光による劣化を防げる
ケースは1,000円〜3,000円程度で購入できます。修理費用と比較すれば、十分に元が取れる投資です。
特に、ペットの毛が舞いやすい環境や、布団・カーペットの近くで保管している場合は、ケース収納を習慣化してください。
湿気の多い環境を避ける
スライドレールの端子は金属製のため、湿気に弱い性質があります。
避けるべき保管場所・使用場所は以下の通りです。
・浴室やキッチンの近く
・窓際(結露が発生しやすい)
・加湿器の近く
・エアコンの風が直接当たる場所(結露の原因になる)
梅雨時期や冬場の暖房使用時は、室内の湿度が上がりやすくなります。除湿剤をケース内に入れておくと、湿気対策として効果的です。
定期的に端子部分を清掃する
月に1回程度、スライドレールの端子部分を清掃する習慣をつけてください。
清掃方法は簡単です。
1.電源を切り、ジョイコンを外す
2.乾いた綿棒でレール内部を軽くなぞる
3.エアダスターで細かい埃を吹き飛ばす
アルコールや水を使った清掃は避けてください。端子が腐食する原因になります。
ジョイコンの抜き差しは丁寧に行う
ジョイコンを外す時、ロック解除ボタンを押さずに強引に引き抜いていませんか?
この動作を繰り返すと、ロック機構とレール内部に負荷がかかります。
正しい手順は、背面のロック解除ボタンを押しながら、まっすぐ上方向にスライドさせて外すことです。
斜め方向に力を加えると、端子が曲がったり、配線が断線する原因になります。
子どもが使用する場合は、正しい外し方を最初に教えておくと、故障リスクを減らせます。
よくある質問(FAQ)
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ジョイコンが反応しないのは、本体とジョイコンどちらの故障ですか?
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別のジョイコンを差し込んで確認してください。別のジョイコンが正常に認識される場合は、ジョイコン側の故障です。どのジョイコンでも認識されない場合は、本体のスライドレールが故障している可能性が高いです。
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スライドレールの修理にかかる時間はどのくらいですか?
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メーカー修理の場合は10日〜14日程度、専門の修理店であれば最短1日〜で対応可能です。ただし、郵送での依頼は往復の配送日数が別途かかります。
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修理するとセーブデータは消えますか?
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通常のスライドレール交換であれば、セーブデータは本体に残ります。ただし、メーカー修理の場合は、症状によっては初期化される可能性があるため、事前にNintendo Switch Onlineのクラウドバックアップを有効にしておくと安心です。
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スライドレールの故障を放置するとどうなりますか?
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携帯モードでのプレイができなくなります。また、ジョイコン経由での充電もできなくなるため、ジョイコンは別途充電グリップが必要になります。故障が悪化すると、本体側の他の部品にも影響が出る可能性があるため、早めの修理をおすすめします。
まとめ
いかかでしたでしょうか?
ゲームドクターでは今まで数百台規模でSwitchを修理してきた、プロのリペアスタッフが常駐しています。
なので、短期間で確実に丁寧な修理対応が可能です。
ゲームドクターではジョイコン接続不良の修理以外にも 「液晶が破損した」「ゲームが読み込まない」、「充電ができない」「高温スリープ」、「水没」、「基板修理(電源が入らない)」 などほぼ全ての故障に対して修理することが可能です。 Switchだけでなく、Switch Liteでも修理対応可能です。
基本的にデータも消さずに、最短1日〜で修理対応が可能で、全国どこからでも郵送修理対応が可能です。
まずは、お困りの方はお気軽にご相談ください!
この記事の監修者

ゲームドクター リペアスタッフ
ゲームドクターでは基板修理などの高度な技術を持ったリペアスタッフが2名在籍。両スタッフがSwitchのみならずスマートフォンやパソコンなどの修理に5年程携わり、NintendoSwitchが発売されて以降、Switch修理の技術を取得。2年程、修理技術の向上に努め、昨年の2020年10月に専門の修理屋として独立。設立後、お陰様で現在までに3500台以上のSwitch/SwitchLiteの修理をさせていただきました。
これまで1万台以上のデバイス(iPhoneやタブレット・PC)修理やNintendoSwitch/SwitchLiteを修理してきた経験を元に、読者に分かりやすく修理記事をまとめていきます。