Nintendo Switch ジョイコン読み込み不良の修理
【原因】Switch本体にジョイコンが認識しない・反応しない時の対処法
Switch/SwitchLite修理専門のゲームドクターです。
「Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)本体にジョイコンをつけても全く反応しない」と問い合わせをいただきました。
右側は全く反応せずに、左側は接続が途切れてしまうとのことでした。
実はこの症状は結構あります。主にSwitch本体のスライドレールが壊れてしまうことで起こってしまいます。
テレビモードで遊ぶ時は外してBluetoothを使用するので、あまり差し支えはありませんが、本体に挿して遊ぶ時は結構不便です。
今回は「Switchにジョイコンが反応しなくなる時の原因と対処法」と「Switchのスライドレール交換手順」をご紹介していきます。
目次
Nintendo Switch本体にジョイコンが読み込まなくなる原因
Switchのジョイコンが読み込まなくなる理由としては「ジョイコン自体の破損」、「本体のスライドレールの破損」の2つが上げられます。
ちなみに以前書いた記事でもこの辺はご紹介させていただいております。
ジョイコンが故障した場合
ジョイコンのレールが故障している場合、本体にジョイコンが読み込みできなくなります。
ジョイコンは頻繁に抜き差しをしたり、レールの接触部分に汚れが溜まったりすることで、読み込みが悪くなります。
ジョイコンのレールが壊れている場合は、基本的に買い替えてもらった方がお得で長く使えるので、買い替えるか、複数のジョイコンで試すなどをして原因の切り分けを行いましょう。
本体のスライドレールが故障している場合
ジョイコンを買い替えたり、複数のジョイコンで試しても本体にジョイコンが読み込みされない場合、本体のスライドレールが故障している可能性があります。
本体のレールが故障している場合はスライドレールの交換を行う、もしくはレール部分を埃などが詰まっている場合は爪楊枝などで掃除してあげるようにしてください。
この時に金属のピンセットなどで埃を取ると、ショートする可能性があるので、爪楊枝などの非金属で行ってください。取れないぐらいに詰まっている場合や固まっている場合は専門の修理店に依頼をするようにしてください。
では、修理をどこで行えばいいのでしょうか?
NintendoSwitchのスライドレールを修理する場合はどうすればいい?
Switchを修理する方法は2つあります。。
メーカーに修理を依頼する
まず一つ目の方法として、メーカーであるNintendoに修理を依頼する方法があります。
具体的には、Nintendoの修理サポートに連絡を取り、必要な手続きを進めます。
もし保証期間内での自然故障であれば、基本的に無償で修理を受け付けてもらえます。
一方で、保証期間外や自己による損傷であっても、有償で修理を受け付けています。
修理期間については、平均して10日から14日程度かかるため、修理完了までに多少の時間がかかることを念頭に置いておいてください。
専門の修理店に依頼する
もう一つの方法として、ゲームドクターのような専門の修理店に依頼する方法があります。
保証期間内で修理を行う場合、メーカーで無償修理を受けられるなら、時間はかかりますがメーカー修理を選ぶのが一般的におすすめです。
しかし、自己損傷や保証期間外で、さらに修理を早くに終わらせたい場合は、専門の修理店に依頼することも検討してみてください。
専門の修理店の場合、例えばゲームドクターに依頼すれば、最短で1日から修理が可能です(輸送期間は除きます)。
また、データもそのままの状態で修理を行うことができます。
では、続いて実際に本体のジョイコン接続部分である、”スライドレール”を実際に修理する方法をご紹介していきます。
Nintendo Switchの本体スライドレールを修理する
では、実際にゲームドクターに運び込まれてきたジョイコンが読み込まないSwitchの修理例を紹介していきます。
修理例-1:右のジョイコンが読み込まないNintendo Switch
では、最初に運び込まれてきたのは「右のジョイコンが反応せず、左も持っていると接続が途切れるNintendo Switch」です。
右のジョイコンが全く反応しておらず、左は一応反応はしますが、持っていると途切れてしまう状況です。
ここから分解を行い、修理をしていきます。
まず、右のスライドレールから交換をしていき
続いて、左のスライドレールも交換をしていきます。
この後に組み立てを行うと
しっかり両方反応するようになりました。
持っていても接続が途切れないことを入念に確認し、無事修理完了となります。
修理例-2 左のジョイコンが全く反応しないNintendo Switch
続いて「左のジョイコンが全く反応しないNintendo Switch」です。
全く反応がしていない状態で、充電もできません。
ここから分解・修理を行なっていきます。
分解するとスライドレールのパーツ配線が真っ二つになっていました。
稀に何からの衝撃もしくは自己修理によってパーツ配線が切断され、そのパーツが故障することもございます。
新しいパーツを取り付けて動作の確認を行います。
問題なく充電ができるようになりました。
これで無事修理は完了になります。
ジョイコンのスティック不良の修理もご希望だったため、この後にスティック修理も行いました。
今回紹介させていただいた両方の修理の期間は最短修理期間の1日で完了しております。(往復輸送期間抜き)
もちろんデータもそのままで完了しています。
スライドレールの故障を予防する方法
では、続いてスライドレールの故障を予防する方法を解説していきます。
埃が多い場所に保管せず、ケースに入れる
冒頭でもお伝えしたように埃がスライドレールに詰まってしまい、接触不良を起こす可能性があるので、埃が多い場所での保管はなるべく避けるようにしてください。
可能であればケースに入れて埃や粉塵から保管中は保護するようにしてください。
湿気が多い場所や水場での使用を控える
水濡れの記憶がなくても、スライドレールの接触部分が水分で腐食していることがよくあります。
レールの金属部分は外に出ているため、このリスクが高くなります。
ジョイコンとSwitchは防水性能はないので、水場や湿気が多い場所での使用や保管は避けるようにしてください。
まとめ
いかかでしたでしょうか?
ゲームドクターでは今まで数百台規模でSwitchを修理してきた、プロのリペアスタッフが常駐しています。
なので、短期間で確実に丁寧な修理対応が可能です。
ゲームドクターではジョイコン接続不良の修理以外にも 「液晶が破損した」「ゲームが読み込まない」、「充電ができない」「高温スリープ」、「水没」、「基板修理(電源が入らない)」 などほぼ全ての故障に対して修理することが可能です。 Switchだけでなく、Switch Liteでも修理対応可能です。
基本的にデータも消さずに、最短1日〜で修理対応が可能で、全国どこからでも郵送修理対応が可能です。
まずは、お困りの方はお気軽にご相談ください!
この記事の監修者
ゲームドクター リペアスタッフ
ゲームドクターでは基板修理などの高度な技術を持ったリペアスタッフが2名在籍。両スタッフがSwitchのみならずスマートフォンやパソコンなどの修理に5年程携わり、NintendoSwitchが発売されて以降、Switch修理の技術を取得。2年程、修理技術の向上に努め、昨年の2020年10月に専門の修理屋として独立。設立後、お陰様で現在までに数百台のSwitch/SwitchLiteの修理をさせていただきました。
これまで数千台規模のデバイス修理やNintendoSwitch/SwitchLiteを修理してきた経験を元に、読者に分かりやすく修理記事をまとめていきます。