コラム
スイッチライトは壊れやすい?Switchとの違いを修理屋が解説
SwitchとSwitch Liteの壊れやすさは、修理実績から見てほぼ変わりません。
ただし壊れる箇所と、壊れたときの費用負担が違います。3000台以上を修理してきたゲームドクターが、機種別の弱点を解説します。
「Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)とNintendo SwitchLite(ニンテンドースイッチライト)のどちらが壊れやすいのか?」
購入前にこんなことを考えた人も多いはずです。
Switchは他のゲーム機に比べて故障率が高く、ユーザーの中でも故障の経験をした人は多いはずです。
殆どの人は機能面で決める方が多いとは思いますが、できればなるべく壊れない機種を選びたいですよね。
今回は今まで3000台以上のSwitchの修理を受けてきたゲームドクターのリペアスタッフが「SwitchとSwitchLiteどちらが壊れやすいのか?」について解説をしていきます。
結論:壊れやすさは機種でほぼ変わりません

結論から言いますと、機種による壊れやすさの差はほとんどありません。
当店の修理実績では旧型のSwitchが最も件数が多いのですが、これは持っている人が多いためです。台数あたりの故障率で見ると、どの機種も大きな差はありません。

機種別の修理件数の割合はこのような形です。旧型のSwitchを持っている方が多いため、件数では旧型が最も多くなります。
ただし「壊れる箇所」と「壊れたときの負担」は機種によって違います。選ぶときに知っておきたいのはこちらです。
機種別の弱点をまとめると
| 機種 | 壊れやすい箇所 | 壊れたときの負担 |
|---|---|---|
| Nintendo Switch | 充電口・テレビ出力・ゲーム読み込み・ジョイコンのスティック | ジョイコンは単体で交換できる |
| Nintendo Switch Lite | スティック(本体一体型)・充電口 | スティックは本体を分解して交換 |
| Switch(有機ELモデル) | 充電口・テレビ出力・画面 | 画面の交換費用が高め |
| Nintendo Switch 2 | 充電口・Wi-Fiチップ・発熱由来の不具合 | 2025年発売のため実績は蓄積中 |
この表のとおり、「壊れやすさ」ではなくSwitch Liteの「直しにくさ」が実質的な差になります。詳しくは後述します。
Nintendo Switchの機種による機能面の違い

では、現行で発売されているSwitchの機種別の機能の違いについてみていきましょう。
| 項目 | Switch | Switch Lite | 有機ELモデル |
|---|---|---|---|
| 画面 | 6.2インチ 液晶 | 5.5インチ 液晶 | 7.0インチ 有機EL |
| テレビ出力 | できる | できない | できる |
| コントローラー | Joy-Con(取り外せる) | 本体一体型 | Joy-Con(取り外せる) |
| 本体容量 | 32GB | 32GB | 64GB |
| 重さ | 約398g | 約275g | 約420g |
SwitchLiteが最も小さく価格的にも良心的です。
SwitchやSwitch(有機ELモデル)はテレビモードで遊べますが、残念ながらSwitchLiteはテレビモードで遊ぶことができません。
ディスプレイは有機ELモデルのみ文字通り有機ELディスプレイが搭載されており、少し価格が割高となっていますが、その他は通常の液晶となります。
遊べるゲームに関しては全機種変わらず、すべてのゲームで遊べます。
Switch2との比較は下記の記事で詳しく解説しています。
Switch/SwitchLiteの機種別の壊れやすい箇所

壊れやすさは各機種そこまで大差はありませんが、機種別で壊れやすい箇所は若干異なってきます。
共通して壊れやすい箇所としては、「充電ができない」「電源が入らない」「液晶が壊れた」「スティックの不良」などがあります。
全機種で最も多いのは充電口の破損
機種を問わず、当店に最も多く持ち込まれるのが充電口(USB Type-C)の破損です。充電しながら遊ぶ習慣がある方に集中して発生します。
ケーブルを挿したまま本体を持って遊ぶと、充電口に力がかかり続けます。内部のピンが曲がったり、基板のパターンが剥離すると、充電口の交換だけでは済まなくなります。
テレビ出力不良はノーマルSwitchのみ
Switchのテレビ出力不良はよくある修理となりますが、SwitchLiteにはテレビ出力の機能がないため、症状としてありません。
有機ELモデルでも同様の症状があり、主に充電口の破損もしくはメイン基板の破損、またはテレビドックの故障などが考えられます。
ゲーム読み込み不良が多いのはノーマルSwitch
ゲームの読み込み不良もノーマルのSwitchが多いです。
実はSwitchLiteとSwitch(有機ELモデル)はゲームの読み込み不良が割と少ないです。
これはゲームカードのパーツの構造にもあるのですが、旧型のSwitchはパーツの関係から他のSwitchよりやや壊れる傾向が多いです。
自己修理失敗が多いのはSwitchLite
実は自己修理失敗による故障が多いのはSwitchLiteです。
理由としてはSwitchLiteはSwitchのジョイコンのようにスティックがついていますが、ジョイコンではこのスティックの故障(通称:ドリフト現象)が非常に多く、同じスティックがついているSwitchLiteでも同様のドリフト現象が発生します。
ジョイコンであれば買い替えか修理となりますが、SwitchLiteは買い替え=本体の買い替えになるので、修理を選択される方が多いです。
任天堂公式修理サービスやゲームドクターでも修理を行なっておりますが、このスティック交換の修理動画や解説のサイトが沢山あるので、自分で修理される方が多いです。
ただ、SwitchLiteはスティックの交換と言えど、難易度が高いため本体を壊してしまう方が多いです。なので、プロのリペアマンへの依頼もしくは任天堂の公式修理サービスのご利用を推奨いたします。
Switch Liteを選ぶときに知っておきたいこと
Switch Liteは軽くて価格も手ごろですが、修理店の立場から見ると1点だけ知っておいてほしい構造上の違いがあります。
スティックが壊れたときの差
・通常のSwitch:ジョイコンを買い替えるか、ジョイコンだけを修理に出せます。本体は使い続けられます
・Switch Lite:スティックが本体と一体なので、本体を分解して交換します。修理中は本体ごと預ける必要があります
ドリフト現象はどちらでも起こりますが、対処のしやすさが違います。ここがSwitch Liteの「壊れると面倒」と言われる理由です。
とはいえ、Switch Liteのスティック交換は当店でも対応しており、本体を買い替える必要はありません。自分で分解するのは避けて、修理に出すことをおすすめします。
それでもSwitch Liteが向いている人
・携帯モードだけで遊ぶ(テレビにつながないと決めている)
・持ち歩くことが多く、軽さを優先したい(約275gで最軽量)
・価格を抑えたい
・子ども用の2台目として使う
テレビ出力を使わないなら、Switch Liteは十分に選ぶ価値があります。壊れやすさで避ける必要はありません。
機種を問わず壊れにくくする使い方
どの機種を選んでも、使い方で寿命は大きく変わります。当店に持ち込まれる故障のうち、避けられるものをまとめます。
1.充電しながら遊ばない(充電口の破損とバッテリー劣化の最大要因です)
2.ケースに入れて持ち運ぶ
3.月に1回、吸気口・排気口のホコリを取る
4.充電器は純正を使い、傷んできたら買い替える
5.セーブデータのバックアップ設定を有効にする
購入後はしっかりケースに入れて、充電しながらの使用や長時間の使用はなるべく避け、ゲームデータのバックアップは必ず取るようにしましょう。
よくある質問(FAQ)
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スイッチライトは壊れやすいのでしょうか?
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他の機種と比べて壊れやすいわけではありません。当店の修理実績でも、台数あたりの故障率に大きな差はありません。
ただしスティックが本体一体型のため、ドリフト現象(キャラが勝手に動く症状)が起きたときの対処が違います。通常のSwitchならジョイコンを買い替えれば済みますが、Switch Liteは本体を分解して交換する必要があります。「壊れやすい」のではなく「直しにくい」という違いです。
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Switchが壊れやすいと言われるのはなぜですか?
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据え置き機と違って持ち運ぶ機会が多く、落下や衝撃を受けやすいのが理由の一つです。加えて、充電しながら遊ぶ使い方が多いため、充電口に負担がかかりやすい構造でもあります。
当店に持ち込まれる故障で最も多いのは充電口の破損で、その多くが「充電しながらのプレイ」に起因します。逆に言えば、使い方で防げる故障がかなりの割合を占めています。
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有機ELモデルは壊れにくいですか?
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初代Switchで問題になった箇所に改良が入っているため、やや壊れにくい傾向はあります。ゲームカードの読み込み不良も、初代より少ない印象です。
ただし充電口の破損やテレビ出力の不良は同様に起こります。また画面が有機ELのため、割れた場合の交換費用は液晶モデルより高くなります。
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Switch Liteのスティックは自分で交換できますか?
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おすすめしません。当店には「自分で交換しようとして別の箇所を壊してしまった」というご相談が多く届きます。
Switch Liteは分解の難易度が通常のSwitchより高く、内部は細いフラットケーブルでつながっています。力任せに開けるとケーブルが断線し、画面やタッチパネルまで故障することがあります。また一度分解すると、メーカーの修理を受けられなくなる可能性もあります。
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これから買うならどの機種がおすすめですか?
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遊び方で選ぶのがいちばんです。壊れやすさで選ぶ必要はありません。
テレビにつないで遊びたいならSwitchか有機ELモデル、携帯モードだけで軽さを優先するならSwitch Lite、最新のソフトを遊びたいならSwitch2という選び方になります。なお旧機種はSwitch2への移行にともない在庫が絞られているため、新品での購入を考えている場合は在庫の確認をおすすめします。
まとめ:自分のゲームスタイルにあったSwitchを選びましょう
Switchは機種問わず壊れるリスクがどうしてもあります。壊れやすさで選ぶより、遊び方に合った機種を選ぶのが正解です。
万が一、壊れてしまった場合は任天堂の公式リペアサービスもしくはゲームドクターのような専門の修理屋をご利用ください。
ゲームドクターは今まで3000台以上のSwitchを修理してきた、プロのリペアスタッフが常駐しています。
様々な故障内容に対応しており、「ゲームが読み込まない」、「充電ができない」「高温スリープ」、「水没」、「電源が入らない」、「エラーコード解除」 などほぼ全ての故障に対して修理を承っています。
SwitchやSwitchLite・Switch(有機ELモデル)・最新のSwitch2にも対応しております。
基本的にデータも消さずに、最短1日〜で修理対応が可能で、全国どこからでも郵送修理対応が可能です。
まずは、お困りの方はお気軽にご相談ください!
この記事の監修者

ゲームドクター リペアスタッフ
ゲームドクターでは基板修理などの高度な技術を持ったリペアスタッフが2名在籍。両スタッフがSwitchのみならずスマートフォンやパソコンなどの修理に5年程携わり、NintendoSwitchが発売されて以降、Switch修理の技術を取得。2年程、修理技術の向上に努め、昨年の2020年10月に専門の修理屋として独立。設立後、お陰様で現在までに3500台以上のSwitch/SwitchLiteの修理をさせていただきました。
これまで1万台以上のデバイス(iPhoneやタブレット・PC)修理やNintendoSwitch/SwitchLiteを修理してきた経験を元に、読者に分かりやすく修理記事をまとめていきます。