Nintendo Switch Lite 基板修理
【失敗例も紹介】Switch/SwitchLiteを自分で修理するのは危険です
Switch/Switch Lite修理専門のゲームドクターです。
先日、「自分でSwitchLiteのスティック交換をして画面が映らなくなった」と問い合わせをいただき、修理のご依頼をいただきました。
SwitchやSwitchLiteは分解方法や修理方法がネットで多く掲載されているため、自分で修理される方が非常に多いです。
しかし、分解方法や修理方法を誤ってしまうと最悪の場合、症状が悪化もしくは電源が入らないなどのトラブルに繋がる恐れもあります。
今回は「SwitchやSwitchLiteを自分で修理するのが危険な理由」と「実際の失敗例とその修理方法」をご紹介していきます。
目次
Nintendo SwitchやSwitchLiteを自分で修理するのが危険な理由
SwitchやSwitchLiteの分解や修理方法はネットに多く掲載されており、自分で修理をする方も多いです。
任天堂やその他の修理店に頼むとパーツ代金や作業コストがかかるので、値段もそれなりにします。
しかし、自分でパーツを仕入れて修理をすると最低限のコストで修理ができるので、修理代が安く済みます。
パーツもAmazonなどで簡単に仕入れることができるので、お手軽に自分で修理ができるのも自己修理が増えている理由です。
ただし、Switchはかなり精密な機械であると共に元々壊れやすい性質を持っているので、分解や修理方法を誤ると簡単に壊れてしまいます。
ネットに上がっている分解や修理手順通りにしても、その方法がある程度省略されていて、重要な部分の説明が無いものが殆どです。
(基本的にある程度慣れたリペアマンが見ることが多いので、基本的なことは省略されていることが多いです。)
なので、記事や動画通りにしても壊れてしまうリスクが常に付き纏います。
では、続いて実際にゲームドクターに運び込まれてきた自己修理の失敗例とその修理方法をご紹介していきます。
自分で修理をして画面がつかなくなったNintendo Switchを修理
では、実際に自己修理で運びこまれてきた、Switchの修理例を2つ程、紹介していきます。
修理例①:スティック交換で失敗したSwitchLite
今回運び込まれてきたSwitchLiteがこちらです。
左スティック交換後に画面が全く映らなくなってしまったとのことでした。
お客様曰く、コネクターのピンが折れてなくなってしまったとお伝えいただいておりました。
分解を行うと
バッテリーの上に這っているケーブルを止めているコネクターのピンが無くなっています。
このコネクターには白い留め具であるピンが元々付いています。
なので、今回はこのコネクターごと交換をしていきます。
基板を取り外し、元々ついているコネクターを外して、新しいコネクターを取り付けていきます。
ちなみにこの作業がかなり難易度が高いので、通常の修理店などでは行うことができません。
取り付けが完了すれば、組み立てて画面が付くかを確認していきます。
しっかり画面が点灯し、動作も問題は無かったです。
お客様自身で行ったスティックの動作は正常でしたので、スティック交換自体はしっかり成功していました。
残念ながら基板修理となってしまいましたが、データもそのままなのでこれで引き続き遊ぶことが可能です。
お預かり期間は2日程度で修理が完了しています。
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修理例②:USBと基板修理を自分でしたSwitchLite
続いてもSwitchLiteの失敗例ですが、今回は自分で電源が入らないSwitchLiteのUSBと基板のICチップを交換したが、改善しないと依頼をしていただきました。
基板修理まで自分でやる方は、初めてですが、実際に分解をして中身を確認していきます。
まずは、USB部分の確認です。
交換はできておりますが、端子のピン同士が半田で引っ付いています。
これでは充電ができないので、再度取り外し交換を行います。
続いて、ICチップも交換されたとのことで、そちらも確認していきます。
こちらもやや斜めについており、周りのチップにも半田が乗ってしまっています。
恐らくですが、目視で交換を行ってしまっている可能性がありますが、通常は顕微鏡で交換を行なっていきます。
あとは最初の失敗例でも紹介したようにコネクターのピンが破損していたので、交換を行なっていきます。
これで全て修復が完了したので、組み立てて動作確認を行います。
無事、起動いたしました。
破損箇所が多かったため、修理と検証で3日程でご返却となりました。
もちろん、こちらもデータは消さずに修理できております。
もし自分でNintendo Switchを修理するなら事前バックアップを取ってください
もし、自分で修理をどうしても行いたい場合は最悪、何かあってもデータを維持できるように、ゲームデータのバックアップを取ってから行うようにしてください。
とは言っても、多少高くても専門の修理屋に依頼をするのをオススメいたします。
もし、今回のように基板を破損させたりすると任天堂だと、まず”基板交換”になりデータは全て消えてしまいますし、料金も高くつきます。
ゲームドクターのような修理屋に依頼をしていただいても、基板修理は高度な技術と作業コストが通常の修理よりかかるので、高くつきます。
今回のスティックのようなパーツ交換のみでしたら、自己修理よりは高くなりますが、比較的リーズナブルな値段でご提供はさせていただいているので、自分で修理して壊してしまい余分な費用を払うぐらいなら、専門の修理屋に先にご依頼をしていただくのがベストです。
ゲームドクターでは研修も行っています
YouTubeを開けば、無料でSwitch修理の動画が見られる時代になりました。
お客様の中でも、その動画を参考に実際に修理作業をやってみたという方も少なくありません。
特に、ジョイコンは修理キットなども販売されており、ご自身で修理される方も増えています。
今回の事例のように自己修理を行い、「修理に失敗→修理屋に依頼」をし余計な費用がかかってしまうことも多いです。
最近ではSwitch修理の需要が急速に拡大し、ジャンクを修理して売る・友達や知人のSwitchを修理するなどの副業に手を伸ばす方も多いので、ゲームドクターでは修理業全体の技術向上で、非正規業界に対するイメージや評判を良い方向に変えていきたいという想いで、Switch修理マニュアルの作成・実習の実施に至りました。
詳しくはこちらのページで紹介をしております。
まとめ
いかかでしたでしょうか?
ゲームドクターでは今まで数百台規模でSwitchを修理してきた、プロのリペアスタッフが常駐しています。
ゲームドクターでは基板修理以外にも 「ゲームが読み込まない」、「充電ができない」「高温スリープ」、「水没」、「基板修理(電源が入らない)」 などほぼ全ての故障に対して修理することが可能です。
基本的にデータも消さずに、最短1日〜で修理対応が可能で、全国どこからでも郵送修理対応が可能です。
まずは、お困りの方はお気軽にご相談ください!
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この記事の監修者
ゲームドクター リペアスタッフ
ゲームドクターでは基板修理などの高度な技術を持ったリペアスタッフが2名在籍。両スタッフがSwitchのみならずスマートフォンやパソコンなどの修理に5年程携わり、NintendoSwitchが発売されて以降、Switch修理の技術を取得。2年程、修理技術の向上に努め、昨年の2020年10月に専門の修理屋として独立。設立後、お陰様で現在までに数百台のSwitch/SwitchLiteの修理をさせていただきました。
これまで数千台規模のデバイス修理やNintendoSwitch/SwitchLiteを修理してきた経験を元に、読者に分かりやすく修理記事をまとめていきます。