Nintendo Switch 基板修理
【修理】Switchの画面がオレンジになってしまった時の対処法
Switch/Switch Lite修理専門のゲームドクターです。
本日は、「使用していると急に画面がオレンジになり、再起動するとロゴフリーズになってしまったNintendo Switch」の修理を行いました。
Switchのオレンジスクリーンは症状としてそれほど多くは無いですが、内部の電子基板の破損によって稀に起こってしまいます。
オレンジスクリーンは再起動で直ることもありますが、直らない場合は修理をしないとゲームのデータをバックアップ取ることすら出来ません。
任天堂の公式リペアサービスでは基板の破損とみなされるため、”基板交換”となりデータは消えてしまいます。
しかし、ゲームドクターにお任せいただければ高度な修理技術プランである”基板修理”を用いて、データをそのままで修理することが可能です。
今回は「Switchにオレンジスクリーンが出る原因」と「オレンジスクリーンを実際に直す方法」をご紹介していきます。
目次
Nintendo Switchにオレンジスクリーンが出る原因
任天堂スイッチにオレンジスクリーンが出る原因で最も多いのが「電波制御チップの破損」です。
後ほど紹介はするのですが、Wi-fiなどを制御する部品が破損してしまうことで、オレンジスクリーンが出てしまいます。
オレンジスクリーンが出る前兆としてはWi-fiに繋がりにくくなったり、Wi-fiに繋いでいるとエラー番号が表示されたりします。
オレンジスクリーンの末期としては「ロゴフリーズ」、「起動ができない」といった症状になってしまいます。
もちろん、全てでこの制御チップが悪い訳ではないですが、大半の原因は電波関係ですが、ロゴフリーズになっている場合は稀にソフウェアの問題である可能性もあるので、まずは下記の解決法を試してみましょう。
Switchを何度か再起動する
再起動はすでに行っているかとは思いますが、何度か再起動をトライしてみてください。
その際にSDカードなどは全て抜いた状態で行うようにしましょう。
セーブデータを残したまま初期化する
メンテナンスモードからセーブデータを残したまま初期化が可能です。
詳しくが下記のページにやり方を記載しております。
【Switchの調子が悪い!?】セーブデータを残したまま初期化を試してみよう
このセーブデータを残したまま初期化は通常の初期化とは異なり、セーブデータをそのままに初期化することが可能で、システムのみのリセットが行われます。
再起動やセーブデータを残したまま初期化で改善しない場合は修理が必要です。
では続いてゲームドクターで行ったオレンジスクリーンの修理を見ていきましょう。
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画面がオレンジになったSwitchを修理する
では、実際にゲームドクターに運び込まれてきたSwitchのオレンジスクリーンの修理例を2つほどご紹介いたします。
修理事例1:Switchがオレンジスクリーンになって起動しない
最初の事例は「頻繁にオレンジスクリーンが出て、最終的にオレンジの画面から進まなくなった」Switchです。
修理前の状態はコチラ
これぞオレンジスクリーンというような画面で運び込まれてきました。
先ほども書いたように殆どの場合がWi-fiの制御チップの破損なので、今回はそこを交換していきます。
破損しているチップを外して、新しいチップを取り付けていきます。
一見、取り外してつけているだけだと思われますが、この作業が次の修理事例で紹介しますが結構、難易度の高い修理なのです。
交換後に起動をさせてみると
無事、起動いたしました。
念の為、数時間ネットに繋ぎオレンジスクリーンが再発しないかを確認してご返却いたします。
もちろんデータもそのままです。
【Wi-fi】Nintendo Switchがインターネットに繋がらない時の対処法
では続いて
修理事例2:Switchがオレンジスクリーン後にロゴフリーズ
今回運び込まれてきたSwitchがこちらです。
任天堂のロゴから全く動かず、この症状になる前はオレンジスクリーンだったとのことです。
オレンジスクリーンが出て、再起動をするとこのようにロゴフリーズになることがあります。
ここから分解を行っていきます。
矢印で挿した場所がWi-fiなどの電波を制御する部品です。
今回もここを交換していきます。
次は交換の手順をもう少し詳しくご紹介します。
ヒートガンで温めて、取っていきます。
そして新しい部品にリボールと呼ばれる半田を取り付ける作業を行います。
”超”が付くほどの精密な作業の繰り返しです。
この部品をメイン基板に取り付けていきます。
しっかり取り付いたので組み立てて起動を確認していきます。
しっかり起動するようになりました。
この後にWi-fiを繋いで再発がしないかを確認していきます。
(稀に交換してもWi-fiに繋ぐと症状が再発する場合もあるので念の為、1日様子を見て確認をしていきます。)
今回は問題無かったので、このままご返送となりました。
お預かり期間は3日程度で、データもそのままで修理が完了しております!
オレンジスクリーン修理の様子をスマライフさんという現役のリペアマンでガジェット系・修理系のブログやYoutubeチャンネルを運営する方に実際に施設に来ていただき、実際に修理をして頂いた動画があります。
ゲームドクターでも同じように修理をさせていただきます。
興味のある方は、交換の様子を一度、Youtube動画で見て頂ければと思います。
Siwtchのオレンジスクリーンを修理してもデータは消えない?
今回、見ていただいたようにゲームドクターではSwitchのメイン基板を直接修理します。
メイン基板にデータが全て入っているので、起動が出来なくなってもデータは基板の内部に残っています。
なので、基板を直接修理すればデータはそのままで修理が可能です。
メーカー修理では基板破損などの重度の破損は「基板交換」になってしまうため、データが全て消えてしま可能性が高いです。
もちろん、バックアップを取っていれば基板が新しくなるので、公式修理の選択肢もありでしょう。
しかし、データを取っていない場合が専門の修理業者に依頼をしていただき、バックアップを取れる状態にまで復旧してもらうのがいいでしょう。
修理期間はどのくらい?
ゲームドクターでは郵送修理専門で修理を行っております。
メーカーなどの郵送修理では2週間以上修理日数がかかることが多いですが、
ゲームドクターでは端末が到着しましたら最短1~2日で修理を行い返送をさせていただきます。
※基板修理の場合は2日〜5日間ほど
今回のオレンジスクリーンなどの故障では2日〜3日程度が平均的な修理期間となります。
まとめ
いかかでしたでしょうか?
オレンジスクリーンになって起動しない場合でも、しっかり対処をすればデータもそのままで修理が可能です。
ゲームドクターでは今まで数百台規模でSwitchを修理してきた、プロのリペアスタッフが常駐しています。
ゲームドクターではオレンジスクリーンの修理以外にも 「ゲームが読み込まない」、「充電ができない」「高温スリープ」、「水没」、「基板修理(電源が入らない)」 などほぼ全ての故障に対して修理することが可能です。 Switchだけでなく、Switch Liteでも修理対応可能です。
基本的にデータも消さずに、最短1日〜で修理対応が可能で、全国どこからでも郵送修理対応が可能です。
まずは、お困りの方はお気軽にご相談ください!
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この記事の監修者
ゲームドクター リペアスタッフ
ゲームドクターでは基板修理などの高度な技術を持ったリペアスタッフが2名在籍。両スタッフがSwitchのみならずスマートフォンやパソコンなどの修理に5年程携わり、NintendoSwitchが発売されて以降、Switch修理の技術を取得。2年程、修理技術の向上に努め、昨年の2020年10月に専門の修理屋として独立。設立後、お陰様で現在までに数百台のSwitch/SwitchLiteの修理をさせていただきました。
これまで数千台規模のデバイス修理やNintendoSwitch/SwitchLiteを修理してきた経験を元に、読者に分かりやすく修理記事をまとめていきます。