Nintendo Switch バッテリー劣化の修理
【交換】Switchのバッテリーの減りが早い時の対処法と修理方法
Switch/SwitchLite専門修理のゲームドクターです。
本日は「NintendoSwitchのバッテリーの減りが早く、充電器に繋いでおかないとすぐに充電が切れる」と問い合わせをいただきました。
Switchのバッテリー持ちは公式で発表されているもので
・旧型のNintendo Switchは約2.5時間〜6.5時間
・新型のNintendo Switchは約4.5時間〜9時間
・Nintendo Switch Liteは約3時間〜7時間
となっており、かなり振れ幅があります。これはゲームの種類などによって負荷が違うことによって発生する差だと思われます。
元々4時間程使えてたのに最近では2時間しか持たないなど、前より極端に持ちが悪くなった場合はバッテリーの劣化が考えられます。
メーカーでも修理は受け付け可能ですが、納期が数日〜2週間とかなり多くの日数がかかってしまうことがあります。
しかし、ゲームドクターでは最短で1日でSwitch/SwitchLiteのバッテリー交換が可能です。
今回は「バッテリーが劣化する原因」と「実際にバッテリー交換をする様子」を記事にしていきます。
目次
NintendoSwitchのバッテリー寿命はどれぐらい?
Switch/SwitchLiteのバッテリー寿命は以下になります。
・Nintendo Switch
約800回繰り返して充電した場合、新品購入時の約80%のバッテリー容量になる。
・Nintendo Switch Lite
約800回繰り返して充電した場合、新品購入時の約80%のバッテリー容量になる
あくまで参考値ではありますが、約2年程使用した場合バッテリーの最大容量は元の80%程となります。
毎日ゲームをする方や充電器に接続したまま使用する時が多い人ですと、更に早くバッテリーが劣化してしまう可能性もあります。
その他の要因でバッテリーの減りが早くなる場合もありますが、基本的にバッテリーの最大容量の低下が原因です。
では、続いて実際にゲームドクターで行っているSwitchのバッテリー交換の様子をご紹介していきます。
NintendoSwitchのバッテリー交換・修理を行う
今回ご依頼をいただいたのは、「バッテリーの持ちが極端に悪く、すぐに電源が切れてしまう」
Switchとなります。
修理前の状態がコチラ
見た目では全く分かりませんが、充電器に繋いでおかないとみるみるバッテリーの残量が減ってきてしまいます。
ここから分解を行なっていきます。
Switchはファンが回転する影響で内部に埃や粉塵が内部に入ってしまい、排熱が悪くなり熱でバッテリーの減りや劣化を早めてしまうこともあります。
今回修理したSwitchは綺麗な状態となりますが、内部の清掃を修理のついでに行います。
*内部清掃は無料となります。
これはSwitchのバッテリーとなります。これを今回は交換をしていきます。
Switchのバッテリーは強力な粘着テープで固定がされているため、少し温めてアルコールなどを用いいて粘着を緩め、ゆっくり外していきます。
たまにご自身で交換・修理をされる方がおられますが、正直オススメはしません。
バッテリーの交換やSwitchの分解はリスクを伴うので、専門の知識がある程度必要です。
バッテリーを外すことができれば、新しいバッテリーを取り付けます。
交換が完了すれば、充放電の確認も行います。
充放電の確認に問題がなければ、組み立てて交換・修理が完了になります。
もし、ここでバッテリーの減りが変わらない場合は本体のメイン基板やSwitchのOSに問題がある可能性があるので、お客様と随時ご相談させていただきながら作業を進めます。
大体の場合はバッテリー交換で改善します。
作業期間は1日で届いた次の日にはご返却となりました。
もちろんデータもそのままで修理を行なっております。
Switchのバッテリー交換が最短で修理できる理由
ゲームドクターでは専門のリペアスタッフが在籍しているため、すぐに修理対応が可能です。
受付から修理・ご返却までの一連の流れを効率化し、丁寧にかつ確実な修理ができるように日々心がけております。
もちろん、早さだけが全てでは無いので、何か交換内容以外の所で問題があればお客様と細かく連絡を取らせていただき、ご希望に沿う形で修理を進めていきます。
Switchのバッテリーを長持ちさせる方法
Switchのバッテリーは使用していく中で必ず劣化はしてしまいますが、なるべく劣化を防ぐ方法はあります。
充電しながら使用しない
Switchを充電しながら使用すると充電と放電の両方を同時に行うので、内部に熱が籠りやすくなります。
熱が籠りるとバッテリーが急速に劣化してしまうため、テレビモードなど以外で充電しながら使用することは控えるようにしましょう。
暑い場所で長時間使用しない
これも理由は上に同じで夏場、外で長時間ゲームをすることで熱が溜まってしまうので、バッテリーの劣化に繋がります。
Switchの動作環境温度は「0℃〜40℃」となっており、夏場の炎天下はそれ以上になることが多いので、長時間の使用は控えるようにしましょう。
ファンの異音など動作不良が見られたらすぐに修理する
今回、紹介した修理事例のようにファンに動作不良があると排熱がうまくできないので、バッテリー劣化や他の動作不良につながる恐れがあります。
そのため、ファンに異音や動作不良が見られた場合、すぐに修理対応をするようにしましょう。
また、埃なども排熱を妨げる原因となるので、埃が多い場所での使用や保管は避けるようにしてください。
なるべく保管時はケースに入れて保管するようにすると、中に埃が入ったりするのを減らすことができます。
まとめ
いかかでしたでしょうか?
ゲームドクターでは今まで数百台規模でSwitchを修理してきた、プロのリペアスタッフが常駐しています。
ゲームドクターではバッテリー交換・修理以外にも 「ゲームが読み込まない」、「充電ができない」「高温スリープ」、「水没」、「基板修理(電源が入らない)」 などほぼ全ての故障に対して修理することが可能です。
基本的にデータも消さずに、最短1日〜で修理対応が可能で、全国どこからでも郵送修理対応が可能です。
まずは、お困りの方はお気軽にご相談ください!
この記事の監修者
ゲームドクター リペアスタッフ
ゲームドクターでは基板修理などの高度な技術を持ったリペアスタッフが2名在籍。両スタッフがSwitchのみならずスマートフォンやパソコンなどの修理に5年程携わり、NintendoSwitchが発売されて以降、Switch修理の技術を取得。2年程、修理技術の向上に努め、昨年の2020年10月に専門の修理屋として独立。設立後、お陰様で現在までに数百台のSwitch/SwitchLiteの修理をさせていただきました。
これまで数千台規模のデバイス修理やNintendoSwitch/SwitchLiteを修理してきた経験を元に、読者に分かりやすく修理記事をまとめていきます。