新型Switch(有機ELモデル)基板修理
【フリーズ】NintendoSwitchがロゴから動かない場合の対処法
Switch/SwitchLite専門修理のゲームドクターです。
先日このような問い合わせがありました。
「NintendoSwitch(ニンテンドースイッチ)がゲーム中にフリーズし、再起動を行うとロゴでフリーズして電源が入らなくなった」
ロゴフリーズは基本的にメイン基板の故障になります。
メーカー修理だとデータが消えてしまうと言われたらしく、発売後ずっとやっていたゲームのデータが消えるのが嫌とのことで、セーブデータをそのままで修理ができるゲームドクターのご依頼をいただきました。
本記事では「NintendoSwitch(ニンテンドースイッチ)がロゴフリーズする理由」と「セーブデータを残したまま修理する方法」についてご紹介をしていきます。
目次
NintendoSwitch(ニンテンドースイッチ)がロゴで固まってしまう理由
NintendoSwitchがロゴでフリーズする原因として以下の理由が考えられます。
ロゴフリーズになる理由
・メイン基板の故障
・ソフトウェアのトラブル
メイン基板が故障すると、修理する方法は2つ
・保証期間内であれば、メーカーで無償交換対応をしてもらう。(セーブデータは消えます)
・メーカー外の修理店で修理をする(基本的にセーブデータは消えません)
上記の2つの方法が修理方法となりますが、修理を考える前にソフトウェアが壊れている場合は自分で修復できるかもしれないので、以下の方法をお試しください。
Switchがロゴフリーズした場合に試すこと
Switchがロゴフリーズした場合、以下の2つの対処法をまずは試してください。
Switchを再起動する
再起動はすでに行っているかとは思いますが、SDカードなどが破損している状態でもロゴフリーズになることがあるので、SDカードやゲームカードは全て抜いた状態で再起動をするようにしてください。
セーブデータを残したまま初期化する
システム自体が壊れている場合は、セーブデータを残したまま初期化で改善することがあります。
メンテナンスモードからセーブデータを残したまま初期化が可能です。
詳しくが下記のページにやり方を記載しております。
このセーブデータを残したまま初期化は通常の初期化とは異なり、セーブデータをそのままに初期化することが可能で、システムのみのリセットが行われます。
再起動やセーブデータを残したまま初期化で改善しない場合は修理が必要です。
Wi-fiが繋がらないなどのトラブルが同時に出ていた場合は、基板破損の可能性が非常に高いので、修理が必要になります。
では、続いてゲームドクターで行う実際の修理風景を見ていきましょう。
ロゴで固まり電源が入らないNintendoSwitchを修理
今回運び込まれて来たのは「ゲーム中にエラーが発生し、再起動をかけるとロゴでフリーズしてしまったSwitch」となります。
修理前の状態はこんな感じ
このロゴマークから全く進まない状態で、起動がしません。
この症状はよく発生し、基本的に色々対処法を試して直らなければ、メイン基板の破損になります。
ここから分解を行ない修理をしていきます。
基板を検査すると電波を制御するICチップの破損が確認されたため、こちらを交換していきます。
交換が完了すれば、組み立てを行い起動を確認していきます。
無事、起動いたしました。
ここまでの修理期間は2日程でゲームデータもそのままで返却となりました。
Switchのフリーズ問題を防ぐための予防策
Switchのフリーズを防ぐための対処法を次にご紹介していきます。
定期的なメンテナンス
Switch本体や周辺機器の定期的なメンテナンスを行い、ホコリや汚れを除去することで、Switchの故障を未然に防ぐことができます。
本体の通気口などに溜まった埃は本体の発熱の原因にもなるので、ブロワーや綿棒などで丁寧に掃除しましょう。
定期的なメンテナンスは、Switchの寿命を延ばし、フリーズなどの故障を予防する効果があります。
メンテナンスを行う際には念の為、電源を切ってから作業を行うようにしましょう。
適切な使用環境を整える
冷却が十分に行われるよう、Switchを適切な使用環境でプレイすることが重要です。
Switchの動作推奨温度は「5~35℃」となります。
発熱を防ぐために、通風の良い涼しい場所でなるべくプレイしましょう。
また、直射日光が当たる場所や、高温多湿な場所での使用は避けてください。
適切な使用環境は、Switchの寿命を延ばし、トラブルを予防する上で非常に重要です。
特に、夏場や冬場は、室温の変化に注意し、適切な温度環境でプレイすることが重要です。
Switchを修理依頼する方法は?
上記で紹介した対処法や予防策は自分でできる対処法になりますが、ファンが壊れていたり、内部の基板が破損していた場合は修理するしか方法がないです。
特にブルースクリーンなどの発生前などにフリーズを起こすこともあり、この症状は重度破損にもなるため修理対応も慎重選ぶ必要があります。
Switchの修理の依頼方法
Switchの修理方法は「メーカー修理」もしくは「専門の修理店に依頼」の2つになります。
メーカー修理の場合
メーカー修理の場合まずは保証期間を確認するようにしましょう。購入から1年以内であれば、保証期間内となるため無償で修理を受けられる場合があります。
保証期間が過ぎている場合は、有償での修理となります。
修理期間は10日〜2週間程度となります。
データに関しては一部の修理では残りますが、上記で紹介したブルースクリーンなどの基板破損では基板交換となり、データが消える可能性が高いです。
データを消したくない場合は次の専門の修理店に依頼をすうようにしましょう。
専門のSwitch修理店に依頼をする
ゲームドクターのようなSwitchを専門に修理を行う修理店に依頼をするのも1つの手です。
ゲームドクターでは本体の交換などはできないですが、故障した基板を修理する基板修理を行なっているので、基本的にデータをそのままで修理可能です。
もちろん、ファン交換などの通常修理でもデータはそのままで修理可能です。
修理期間も通常修理なら最短1日〜、基板修理などでも2日〜5日程度で修理が完了します。
専門の修理店は店頭で行っているものもあれば、ゲームドクターのように全国どこからでも依頼可能な郵送で修理依頼することも可能な所も多いです。
まとめ
ゲーム中にフリーズする現象は故障の場合もありますし、一時的な不具合の可能性もあります。
故障かどうかを見極めるために原因と対処法を改めて確認してみてください。
もし、故障と思ったら早めに修理やサポートセンター、専門の方に相談をするようにしましょう。
ゲームドクターは今まで1500台以上のSwitchを修理してきた、プロのリペアスタッフが常駐しています。
様々な故障内容に対応しており、「ゲームが読み込まない」、「充電ができない」「高温スリープ」、「水没」、「電源が入らない」、「エラーコード解除」 などほぼ全ての故障に対して修理することが可能です。
SwitchやSwitchLite・最新のSwitch(有機ELモデル)にも対応しております。
基本的にデータも消さずに、最短1日〜で修理対応が可能で、全国どこからでも郵送修理対応が可能です。
まずは、お困りの方はお気軽にご相談ください!
この記事の監修者
ゲームドクター リペアスタッフ
ゲームドクターでは基板修理などの高度な技術を持ったリペアスタッフが2名在籍。両スタッフがSwitchのみならずスマートフォンやパソコンなどの修理に5年程携わり、NintendoSwitchが発売されて以降、Switch修理の技術を取得。2年程、修理技術の向上に努め、昨年の2020年10月に専門の修理屋として独立。設立後、お陰様で現在までに数百台のSwitch/SwitchLiteの修理をさせていただきました。
これまで数千台規模のデバイス修理やNintendoSwitch/SwitchLiteを修理してきた経験を元に、読者に分かりやすく修理記事をまとめていきます。